お役立ちコラム

新潟県燕市の不動産売却動向を解説。最新の土地価格・成約状況

燕市役所

燕市は、世界に誇る技術を持つ「ものづくりのまち」として知られるエリア。交通アクセスの良さや手厚い育児環境から、生活に便利な環境が整っている点も魅力です。

今回は、「新潟県燕市に相続した実家や土地があるけれど、使う予定がないので売りたい」「活用できていない土地を手放したい」という方に向けて、燕市の不動産状況について解説します。

燕市のまちの特徴

燕市は、新潟県の真ん中に位置する市。隣接する三条市とともに「燕三条」としても知られる、ものづくりのまちです。ここでは、燕市の伝統文化・交通アクセス・観光について紹介します。

伝統・文化

金属研磨の高い技術を持つ企業があり、世界中から評価されています。特に「金属洋食器(カトラリー)」は、世界的な催し物の場でも使用されています。

交通アクセス

隣の三条市との間にある上越新幹線「燕三条駅」や北陸自動車道「三条燕IC」は、首都圏や県内外とを結ぶ交通の要となっています。近隣は商業施設も多く、賑わいのあるエリアです。

観光・レジャー

産業の活気に満ちる一方で、燕市には自然が織りなす観光名所があります。標高313mの「国上山(くがみやま)」は、気軽に登りやすく、トレッキングを楽しめる山です。その中腹には、酒吞童子の伝説も残る歴史ある寺院「国上寺(こくじょうじ)」があります。

燕市の最近の土地価格傾向

ここでは、燕市内の土地価格動向について、2026年の統計データから地価推移と駅地価ランキングを紹介します。売却予定の不動産の価格を予測する上で参考にしてください。

燕市の公示地価平均推移

公示地価平均 坪単価平均 変動率
2022年 3万9025円/㎡ 12万9008円/坪 -1.19%
2023年 3万8708円/㎡ 12万7961円/坪 -1.05%
2024年 3万8425円/㎡ 12万7024円/坪 -0.97%
2025年 3万8266円/㎡ 12万6501円/坪 -0.77%
2026年 3万8158円/㎡ 12万6143円/坪 -0.64%

出典:土地代データ「燕市の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価」 (土地代データをもとに作成)

燕市の公示地価平均は、1996年以降、長期的な下落傾向が続いています。その一方で、燕三条駅周辺で進む大規模な再開発の影響もあり、直近3年間における地価変動率は前年比約-1%以内にとどまるなど、下落のペースは緩やかです。なお、2026年の新潟県内における市町村別地価平均ランキングにおいて、燕市は県内3位という結果でした。

燕市の駅地価ランキング

燕市の駅地価ランキングは、下記のとおりです。

順位 地価 坪単価 変動率
1 燕三条駅 11万0000円/㎡(2026年公示地価) 36万3636円/坪 +0.92%
2 燕駅 3万5340円/㎡(2026年公示地価) 11万6826円/坪 -0.50%
3 吉田駅 3万2625円/㎡(2026年公示地価) 10万7851円/坪 -0.49%
4 西燕駅 2万0950円/㎡(2025年基準地価) 6万9256円/坪 +0.35%
5 分水駅 2万0933円/㎡(2026年公示地価) 6万9201円/坪 -1.39%

出典:土地代データ「燕市の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価」 (土地代データをもとに作成)

駅地価ランキングの1位・燕三条駅は、他の駅と比べて地価が群を抜いて高く、かつ変動率も0.92%上昇と価値が上がっています。燕市内で4位ながらも変動率+0.35%と微増している西燕駅は、2023年に国道289号線沿いに無印良品 燕店、2024年にドン・キホーテ燕店がオープンするなど直近で周辺環境の変化も見られています。
※公示価格は実勢価格と異なります。

燕市の直近5年の不動産取引価格情報

燕市の宅地(土地及び土地と建物)の不動産取引価格の相場はいくらなのでしょうか?ここでは、 国土交通省の不動産取引価格情報を元にご紹介します。

宅地(土地と建物)

期間 取引件数 平均取引総額
2021年第1四半期〜2021年第4四半期 69件 1755万円
2022年第1四半期〜2022年第4四半期 72件 1487万円
2023年第1四半期〜2023年第4四半期 51件 1387万円
2024年第1四半期〜2024年第4四半期 60件 1246万円
2025年第1四半期〜2025年第4四半期 41件 2187万円

※平均取引総額は、千円以下切り捨て
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」 (不動産情報ライブラリをもとに作成)
データ参照:2026/5/27

宅地(土地と建物)の取引件数は、2021年〜2024年までは50件〜70件の間で推移していました。2025年は、直近5年間の中で最も少ない取引件数となりました。一方で、平均取引総額は2025年が最も高いという結果でした。

宅地(土地)

期間 取引件数 平均取引総額
2021年第1四半期〜2021年第4四半期 108件 1146万円
2022年第1四半期〜2022年第4四半期 105件 901万円
2023年第1四半期〜2023年第4四半期 79件 1594万円
2024年第1四半期〜2024年第4四半期 87件 932万円
2025年第1四半期〜2025年第4四半期 56件 692万円

※平均取引総額は、千円以下切り捨て
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」 (不動産情報ライブラリをもとに作成)
データ参照:2026/5/27

宅地(土地)のデータでも、取引件数は直近5年間で2025年が最も少ない結果でした。また、平均取引総額は2023年をピークに減少しています。

燕市の空き家状況・空き家対策

新潟県内で、新潟市・長岡市に次いで地価が高い燕市。同市では燕三条駅エリアを中心に開発が進む一方で、全国的な人口減少や高齢化の影響を受け、空き家の増加が懸念されています。ここでは、燕市の空き家事情と、放置することの危険性について紹介します。

燕市の空き家率

政府による「令和5年住宅・土地統計調査」では、燕市の住宅総数は33,030戸、そのうち空き家数は4,290戸でした。空き家率は12.9%です。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和5年住宅・土地統計調査, 居住世帯の有無(8区分)別住宅数及び住宅以外で人が居住する建物数-全国、都道府県、市区町村

空き家放置によるペナルティとリスク

従来は、所有者の許可なく行政機関が空き家に立ち入り、調査を行うことは認められていませんでした。しかし、2023年12月に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」により、行政による敷地への立入調査が認められるようになりました。

空き家の所有者または管理者は、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空き家の適切な管理に努める義務があります。空き家が適切に管理されていないと判断された場合、「特定空家等」もしくは「管理不全空家等」に指定され、固定資産税の住宅用地特例(1/6等に減額)が解除されるリスクがあります。
つまり、現在は「特定空家等」もしくは「管理不全空家等」に指定されていない空き家であっても、行政による調査が進むことによって「放置すれば特定空家等になる恐れがある」と判断される可能性があります。そうなると、管理不全空家等として固定資産税の住宅用地特例が解除されて、それまでの6倍の固定資産税がかかる恐れがあります。

充実した子育て支援

空き家の増加が課題となる一方で、燕市では、市を挙げての子育て支援にも力を入れています。

子どもが遊べる施設も多く、2025年9月には屋内遊戯施設「うさぎもちハレラテつばめ」がオープン。全天候型のため、雨や雪の日でも体を動かして遊べる点が魅力です。また、燕市民は無料で利用できるため、ファミリー世帯から人気の施設です。屋外施設では「燕市交通公園」があります。園内に実際の信号機や横断歩道が設置され、遊びながら交通ルールを学べます。滑り台などの遊具の他にゴーカートも楽しめる、大きな公園です。

全国的に地方移住への関心が高まり、移住をきっかけにした住まい探しが活発化する中、子育て支援の充実度はファミリー世帯から選ばれるポイントになり得ます。これは、将来的な定住者の増加、ひいては不動産の買い手(需要)の増加も期待されます。

まとめ

今回は、燕市の不動産状況について解説しました。燕市は、交通の要所である燕三条駅・三条燕IC周辺を起点に、再開発が進んでいるエリアです。「ものづくりのまち」として古くから受け継がれてきた金属研磨の技術を大切にしながら、未来を担う子どもたちを育む「子育て支援」も充実させ、住みやすい自治体として注目を集めています。全国的な移住人気の後押しにより、今後の不動産需要増加が期待されます。しかしながら、燕市全体で見ると公示地価平均が下落しており、中心地と郊外とで差が生まれています。特に空き家をお持ちの場合は、時間経過とともに建物の劣化が進むため、資産価値の下落が見込まれる場合は、早めの査定・売却がおすすめです。

燕市に不動産をお持ちで、「管理が負担になっている」「相続したけれど使い道がない」などといったお悩みを抱えている方は、ぜひ「長岡不動産売却査定センター」にご相談ください。

当店では、幅広い土地・住宅の買取実績から、お客様の不動産売却を全力でお手伝いさせていただきます。査定は簡易なものから詳細なものまで段階的に行い、買取・仲介のどちらの売却方法でも柔軟にサポートが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

買取実績はこちら

燕市の不動産売却に選ばれる理由

最新お役立ちコラム