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新潟県小千谷市の不動産売却の相場は?売るべきタイミングを解説

新潟県小千谷市は、新潟県のほぼ中央に位置する町。「泳ぐ宝石」とも呼ばれる錦鯉の発祥の地として有名です。

毎年春と秋に開かれる品評会には、国内外から愛好家たちが集まります。他にも、国の重要無形文化財である「牛の角突き」や伝統工芸品である「小千谷縮」など独自の文化が受け継がれる魅力的な町です。

今回は、新潟県小千谷市で「使っていない家や土地を処分したい」「土地を高値で売却したいけど売却方法がわからない」という方に向けて、小千谷市の不動産相場について解説します。

小千谷市の不動産売却額

小千谷市の一戸建てと土地の売却額の相場はいくらなのでしょうか? 国土交通省の不動産取引価格情報を元にご紹介します。

小千谷市の一戸建ての平均売却額

まずは小千谷市の一戸建ての売却額相場を見てみましょう。

期間 平均売却額 取引件数
2022年1月~2022年12月 1,298万円 5件
2023年1月~2023年12月 1,012万円 4件

参照:国土交通省「不動産情報ライブラリ」

2023年の平均売却価格は1,012万円で前年と比較すると286万円下落しています。また、取引件数が1件下がりました。

平均売却価格と取引先件数が減少していることから、小千谷市では一戸建ての購入需要が下がっていると考えられます。

小千谷市の土地の平均売却額

次に小千谷市の土地の売却額相場を見てみましょう。

期間 平均売却額 取引件数
2022年10月~2023年3月 662万円 7件
2023年4月~2023年9月 535万円 2件

参照:国土交通省「不動産情報ライブラリ」

2023年4月~2023年9月の平均売却額は535万円で、前半期の平均売却額より127万円下落しています。取引件数は5件減少しました。

平均売却価格と取引先件数が減少していることから、小千谷市では土地の購入需要が下がっていると考えられます。

小千谷市の土地価格の動き

小千谷市の土地価格は、最新の公示地価で平均3万4,000円/㎡(2024年)、坪単価では平均11万2,396円/坪で、前年からの変動率は-2.61%です。1998年以降小千谷市の公示地価平均は下がり続けており、1983年から41年分のデータの中で、2024年が最低値の価格となりました。

土地の売却価格が下がっている理由としては大きく2つ考えられます。

・若い世代が市外へ移住している
・空き家が増えている

参照:土地代データ(国土交通省のデータに基づき算出)

若い世代が市外へ移住している

1つ目の理由は、若い世代が市外へ移住しているためです。2015年に36,498人だった小千谷市の総人口は、2020年に34,096人となり、5年間で2,402人減少しました。

その中でも、2015年は15,764人だった20歳〜59歳の人口は、2020年には14,324人に減少しました。5年間で減少した市の総人口のうち、半数以上がこの世代です。働く世代が少なくなれば家を買う人も少なく、土地価格の下落が進んでいきます。

参照:小千谷市 令和2年国勢調査結果

空き家の増加

2つ目の理由は空き家の増加です。令和4年度空家等実態調査結果によると小千谷市の空き家数は483戸。平成29年度(2017年)の空き家数は409戸だったため、5年間で70戸以上増加しているのが実態です。今後も出生率の低下や高齢化が進むに伴い、空き家は増えていくと予想されます。

また、空家法の改正等によって、今後空き家の売却が進む可能性が高くなっています。しかし、買い手となる若い世代は減っており買い手がつきにくいことから、一層土地価格の下落につながっているのです。

小千谷市の不動産売却、今後はどうなる?小千谷市の取り組みに注目!

複合施設「ホントカ。」オープン予定

小千谷市は、2024年9月28日に小千谷市ひと・まち・文化共創拠点「ホントカ。」をオープン予定です。

図書館機能を核として、郷土資料館機能、交流促進・創造機能、子育て支援機能など複数の機能が融合した施設として、地域の拠点となる施設です。小千谷郵便局や錦鯉の里に近い、本町1丁目の旧小千谷総合病院跡地にて建設中。小千谷市の新たな共創の場として期待されています。

U・Iターン就職支援「ぽっぷわーく」

これから働く方に向け、市内企業への就職を支援するための「ぽっぷわーく」が発行されます。就職応援ガイドブック・Web サイト・Instagram アカウントの複数メディアでの情報発信により、若者の地元就職を支援するのが狙いです。

「自分らしい“はたらく”と出会おう!」をコンセプトに、ポップでかわいらしいイラストが特徴的なデザイン。若者が理想の企業を気軽に、ワクワクしながら見つけられるコンテンツが掲載されています。

Webサイトでは、企業をこだわり条件で検索できたり、写真ギャラリーから地元企業を知ることができたりと企業情報が充実しています。さらに、就活コラムでは、企業研究や面接対策など就職活動に役立つ情報を発信しています。

小千谷市では、ぽっぷわーくをはじめとして、地元で就職したい人や、U・Iターンを考える人に向けて、就職情報の発信を積極的に行っています。

移住・定住支援「おぢやにスムスム。」

小千谷市では、「あなたにしっくりくる暮らし」をキャッチコピーに小千谷への移住を考えている人に向けて、市ホームページ内の「おぢやにスムスム。」ポータルサイト、Facebook、Instagramで情報発信をしています。

また、小千谷市への移住を考えている方や、移住後間もない方の最も身近な相談役として、実際に小千谷市に移住・Uターンした「小千谷市移住サポーター」を委嘱。移住に関する相談に応じています。

さらに、移住者向けに移住支援金やマイホームの助成金、空き家のリフォーム補助金など、移住者に向けた暮らしの支援を用意しています。

こうした小千谷市街地の活発化や、就職・定住を促す取り組みにより、市内全体に活気が戻り、住みやすい町として人の流れが戻る可能性も考えられます。

参照:新潟U・Iターン総合サイト にいがた暮らし

まとめ

今回は、小千谷市の不動産売却額の動向について解説しました。小千谷市の一戸建て、土地ともに平均売却価格が減少傾向にあり、取引数も少なくなっています。

一方で、一戸建ての売却事例の中で平均売却額よりも500〜1,000万以上高値で取引される不動産もありました。このことから、地域や条件によって価格が大きく変動することが考えられます。

また、コロナ禍を経て地方移住に関心が高まる中で、小千谷市でも移住・定住の支援や、U・Iターン就職サポートに積極的に取り組んでいます。移住者が増えることで、土地や物件のニーズが今後高まる可能性は十分にあるでしょう。

今お持ちの不動産の価格が知りたい場合は、ぜひ当社にご相談ください。長岡不動産売却査定センターでは無料で査定を行っています。

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https://nagaoka-fudousan-satei.com/assessment/

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