お役立ちコラム
長岡市不動産価格の最新動向、空き家の状況と対策も解説
「長岡市の不動産価格って最近どうなってるの？」 「長岡市って空き家が多いって聞くけど、売却に影響する？」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか？
長岡市は、自然豊かで魅力的な、歴史と文化が深く根付いた街です。人口減少や高齢化といった社会的な変化に伴い、不動産市場にも影響が出ています。
この記事では、長岡市の最新の不動産価格傾向、特に地価上昇・下落エリアや再開発情報、そして空き家の状況と対策について詳しく解説します。これらの情報を知っておくことで、不動産売却を成功に導くヒントが得られるはずです。ぜひ最後まで読み進めて、長岡市での不動産売却に関する理解を深めていきましょう。
長岡市のまちの特徴
長岡市は、新潟県の中越地方に位置する、信濃川が流れる自然豊かな都市です。ここでは長岡市の街の歴史や文化、産業と経済、自然と環境について紹介していきます。
歴史と文化
長岡市は、江戸時代には長岡藩の城下町として栄えました。戊辰戦争や長岡空襲といった苦難を乗り越え、力強く復興を遂げて現在に至ります。
長岡市の文化は、伝統的な祭りや工芸品から近代的なアートや音楽まで、多岐にわたります。中でも、毎年8月に開催される「長岡まつり大花火大会」は全国的に有名で、100万人以上の人々が訪れる一大イベントです。
また、長岡市には県立近代美術館や県立歴史博物館などの文化施設があり、市民が芸術や歴史に触れる機会を提供しています。これらの施設では様々な展覧会やイベントが開催され、長岡の文化を盛り上げています。
産業と経済
長岡市は、古くから人や物の往来が盛んな場所として栄え、商業都市として発展してきました。明治時代には石油の掘削をきっかけに、工作機械産業が興りました。現在では精密機械や電子部品などの製造業が盛んで、特に、バイクメーターの生産では国内トップシェアを誇り、世界市場でも高い評価を得ています。
また、長岡市は、米どころ新潟を代表する米の産地であり、日本酒や米菓などの食品産業も盛んです。
近年では、IT産業や再生可能エネルギー産業など、新たな産業の育成にも力を入れています。
長岡市は、交通の利便性と豊かな自然環境を活かし、様々な産業が発展してきた都市だといえます。伝統的な産業を守りつつ、新しい産業にも挑戦することで、持続可能な発展を目指しています。
自然と環境
長岡市は、信濃川をはじめとする豊かな自然に恵まれた都市です。四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
特に、悠久山公園は、桜の名所として知られ、春には多くの人々が花見に訪れます。また、国営越後丘陵公園は、広大な敷地の中に様々な自然体験施設があり、家族連れに人気のスポットです。
長岡市は、自然環境の保全にも積極的に取り組んでおり、再生可能エネルギーの導入やごみ減量化など、環境負荷の低減に努めています。これらの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩であり、今後の発展が期待されます。
長岡市の最近の土地価格傾向
ここでは、長岡市内の土地価格動向について、上昇傾向にある3つの地点と、下落傾向にある3つの地点を具体的に取り上げます。この情報は、売却予定の不動産の価格を予測する上で、重要なヒントとなるでしょう。
上昇傾向３地点
長岡市内で地価上昇傾向にある地点として、以下の3つが挙げられます。
1位：喜多町字金輪184番28外（長岡駅より5,500m）
【地価変動率】+1.74 ％ 【地価】 4万1000 円/m2【坪単価】13万5537 円/坪
2位：東高見2丁目3番10（北長岡駅より4,900m）
【地価変動率】+1.51% 【地価】2万0200 円/m2 【坪単価】6万6776 円/坪
3位：古正寺町字中割2番11外（長岡駅より3,800m）
【地価変動率】+1.19% 【地価】5万9500 円/m2 【坪単価】19万6694 円/坪
喜多町と東高見は、ともに長岡市の郊外に位置しているものの、他の郊外エリアと比べて高い上昇率を示しているのが特徴です。喜多町は長岡市南部の住宅地であり、東高見は北長岡駅の東側に位置する住宅地です。
また、古正寺町は長岡市北東部の住宅地で、周辺にショッピングモールや公園、学校などの施設が整っており、利便性の高さが地価上昇につながっているものと考えられます。
下降傾向３地点
一方、長岡市内で地価下落傾向にある地点は以下の通りです。
1位：谷内1-4-30（見附駅より13,000m）
【地価変動率】-3.42 ％ 【地価】2万5400 円/m2 【坪単価】8万3966 円/坪
2位：栃尾原町3-10-4（見附駅より14,000m）
【地価変動率】-3.08 ％ 【地価】1万2600 円/m2 【坪単価】4万1652 円/坪
3位：与板町槙原字上田597番2外（長岡駅より13,000m）
【地価変動率】-2.46 ％ 【地価】6750 円/m2 【坪単価】2万2314 円/坪
これらの地点に共通しているのは、最寄り駅から13km以上と、非常に遠距離に位置していることです。
地価下落の要因は、駅から遠いことだけが理由とは限りません。しかし、駅から遠いと通勤や通学、買い物などが不便になるため、住みたいと思う人が少なくなる可能性があります。
この点が地価の下落につながっているかもしれません。
街の再開発情報
長岡市の中心市街地では、まちの活性化を目指して、様々な再開発事業が進められています。
ここでは、大手通り地区を中心とした再開発の状況と、長岡市が目指すまちづくりの将来像についてご紹介します。
大手通り地区の再開発
大手通り地区では市街地再開発事業によって、様々な機能を持つ施設が集まり、安全で快適な都市環境が整えられています。
中央西地区には、店舗、分譲マンション、子育て支援施設「ちびっこ広場」が作られ、中央東地区には、店舗、銀行、分譲マンション、「まちなかキャンパス長岡」、「長岡震災アーカイブセンター」、行政施設「大手通庁舎」が作られました。
これらの施設は、それぞれが持つ機能を活かしながら連携することで、中心市街地をより魅力的で活気あふれる場所にすることを目指しています。
まちづくりの将来構想
長岡市は、過去に2度の戦災から復興を遂げた不屈の精神を持つ都市です。近年は、市の中心部を活性化させるために、図書館やイベントスペースなどを備えた複合施設「ミライエ長岡」をオープンしました。
しかし、中心部にはまだ古い建物が多く残っており、これらの建物を新しくしていくことが課題です。そのためには、人を惹きつける新しい仕事やビジネスを長岡につくる必要があります。 長岡市はミライエ長岡を拠点に、若い人たちが集まり、新しいアイデアが生まれるような環境づくりを進めています。
東京からも近いという利点を活かし、都会の人たちとも積極的に交流し、協力していきます。 これらの取り組みを通じて、長岡市は活気あふれる魅力的な都市へと生まれ変わる見込みです。
シンボル的な再開発ビル
長岡市の中心市街地に、人材育成と産業振興の新たな拠点となる複合施設「米百俵プレイス」が誕生しました。
- 米百俵プレイス西館：図書館やイノベーション拠点、銀行などが集結し、学びと交流を生み出す場を提供します
- 米百俵プレイス北館：駐車場に加え、様々な専門医療機関が集まるメディカルゾーンが令和5年秋頃にオープン予定です
- プレミスト大手通：1階には店舗、上階には住居を備え、まちなかの賑わいを創出します。
これらの施設は、長岡市の活性化に貢献し、地方創生のモデルケースとなることが期待されています。。
空き家状況や空き家対策
長岡市でも、空き家が増えており問題になっています。空き家が放置されると、まちの景観が悪化したり、防犯上の問題が生じたりする可能性があります。
ここでは岡市における空き家の現状と、市が取り組んでいる空き家対策についてお話しします。
空き家状況
長岡市では、平成30年時点での住宅総数113, 820戸のうち、空き家は14, 330戸で、空き家数は14, 330戸、空き家率は 12. 6%となっています。これは、全国の空き家率13.6%と比較すると高い水準です。
空き家率は年々増加傾向にあり、平成10年には9.0%でしたが、その後20年間で4.6%も上昇しました。
市としての空き家対策
長岡市では、人口減少と高齢化によって空き家問題が深刻になっています。放置された空き家は、景観を損ねるだけでなく、防犯上の問題や地域コミュニティの衰退につながる可能性もあります。
しかし、長岡市は空き家問題を解決するだけでなく、それを地域活性化のチャンスに変えようとしています。市役所ホームページで確認できる「空き家バンク」制度では、空き家の売買や賃貸を希望する人と所有者をマッチングするサービスを提供しています。
また、放置された危険な空き家に対しては、所有者への指導や助言を行い、改善が見られない場合は市が強制的に撤去するなど、安全なまちづくりにも取り組んでいます。
さらに、空き家の除却や利活用にかかる費用の一部を補助する制度も用意されており、空き家をリフォームして住みたい人や、店舗として活用したい人を支援しています。
空き家問題は、私たち全員に関わる問題です。空き家をお持ちの方、空き家を活用したい方、そして長岡市の未来を心配する方は、市役所が設置した専門家による無料相談窓口を利用できます。
長岡市は空き家問題を解決し、空き家を新たな価値を生み出す資源として活用することで、より魅力的なまちづくりを目指しています。市民と市が協力し、この問題に立ち向かうことで、長岡市の活性化につながるはずです。
まとめ
長岡市は、豊かな自然と歴史・文化が魅力の都市ですが、人口減少と高齢化の影響で不動産市場も変化しています。この記事では、長岡市の不動産価格の動向、再開発の状況、空き家の問題と対策について解説します。
長岡市の不動産価格は、場所によって異なります。駅に近い古正寺町などは価格が上昇していますが、駅から離れた谷内などは下落傾向にあります。市の中心部では再開発が進み、複合施設「米百俵プレイス」が新しくできました。
長岡市では空き家が増えており、市は空き家バンク制度や補助金制度などで対策に取り組んでいます。空き家問題は地域全体で解決していく必要があるため、市民と市が協力することが大切です。
この記事を通じて、長岡市の不動産売却について理解を深めていただければ幸いです。もし長岡市に空き家があり、売却を考えている場合は、「長岡不動産売却査定センター」にご相談ください。当センターでは、長岡市内の不動産に精通したスタッフ多数在籍しており、土地や住宅をはじめとした幅広い物件の買取実績があります。
査定は簡易なものから詳細なものまで段階的に行い、買取り・仲介での売却どちらでもサポートさせていただいております。売却の悩みを抱えている方は、ぜひ「長岡不動産売却査定センター」にご相談ください。
